第100回記念相続コラム 相続と遺言のこれから

相続コラム

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第100回記念相続コラム 相続と遺言のこれから

第100回記念相続コラム 相続と遺言のこれから

早いもので、この相続コラムも今回で第100回になりました。第1回が2018年12月12日だったので、ちょうど2年が経ったことになります。2年間、投稿を継続することは大変でしたが、そのおかげで、皆さんに多くの情報を提供することができたと自負しています。

今回は、第100回の記念ということで、『相続と遺言のこれから』についてお伝えしたいと思います。

 

団塊の世代の足音

今後、相続と遺言はますます注目を集めることになります。なぜなら、これから団塊の世代が後期高齢者に突入するからです。

団塊の世代とは、戦後のベビーブーム(昭和22~24年頃)に生まれた方々のこと。現在は70代前半の前期高齢者で、日本の人口の中でも大きな割合を占めています。

これは、国立社会保障・人口問題研究所が発表している2020年の人口ピラミッドです。

オレンジ色の「前期老年人口」の中でも、突出した部分があります。それが団塊の世代です。

 

2025年問題

5年後の2025年には、団塊の世代が後期高齢者になります。

国立社会保障・人口問題研究所が発表している2025年の人口ピラミッドをご覧ください。

団塊の世代の突出した人口が、赤い「後期老年人口」に移ったことが分かります。

75歳以上の方を後期高齢者といいますが、2025年には、団塊の世代が後期高齢者になるのです。それと同時に、後期高齢者の人口は約2200万人に達し、医療や介護などの社会保障費が膨れ上がると言われています。いわゆる2025年問題です。

 

重要性が増す相続と遺言

2025年以降に顕在化する問題は、社会保障だけではありません。

日本人の平均寿命(2019年時点で女性87.45歳、男性81.41歳)に近づくにつれて、亡くなる、つまり相続の発生が増えていきます。

しかし、これまでこのコラムでお伝えしてきたとおり、何の対策もせずに相続を迎えると、相続争いに発展してしまうケースがあります。相続の絶対数が増えれば、当然に相続争いの件数も増えていきます。

 

相続争いを防ぐには、遺言を作成することが有効です。

これから後期高齢者に突入する団塊の世代の方々にとって、相続と遺言は重要なテーマになっていくでしょう。

当事務所では、家族が揉めないための相続対策・遺言の作成に力を入れています。これからの未来を子の世代、孫の世代にとっても実りあるものにできるよう、お手伝いします。お気軽にご相談ください。

 

第100回ということで、相続コラムは一つの節目を迎えることができました。

今後も皆さんのためになる情報を発信していきますので、何卒よろしくお願いいたします。